住宅展示場で営業マンに捕まってしまう。そんな気をつけなければいけない人ってどんなタイプな人だと思いますか?
普段、聞けない質問を2019年8月に自宅を完成したばかりの、住宅を建てた先輩に聞いてみました。答えは…即答でした。
「優柔不断なタイプな方は間違いなく、気をつけた方がいいと思います(笑)あと面倒くさがりな人も、大きい買い物だと思うので。面倒くさがりな人だと『これいいんじゃない』って、かんたんに思って、展示場の人とのやりとりで決めちゃうパターンもあるので。それって、自分の人生で考えた場合は結構リスクが高いんじゃないかと思います。そういう面倒くさがりな人や優柔不断な人はいろいろ比較して、知識をいただけるという意味で、私がとった方法がいいかなと思います。」
Q.結構、住宅展示場では迷われたんですか?いろいろ見て回ったりしたんですか?
旦那さん 本格的に考え始めた時は、住宅展示場とかそういったところでいろんな業者のところを見て回ったりはしていていました。その頃は全く家のことについて知らなかったので。
Q.住宅展示場は、いい印象でしたか?悪い印象でしたか?
旦那さん 聞くこと聞くことがすごい新鮮だし、いいなあ、としか思ってませんでした。やっぱり1社だけだと心配なので、いろいろ見て回ってみました。
そうしたら、何が何だか分からなくなってしまって。何が正解なのかなって、不安になってしまいました。どうしたらいいかなって、どんどんなっていったんです。
Q.というと?
旦那さん 結構いろんな機能が、今の家はすごい色々あるんだなっていう勉強にはなりましたし。でも、それを色々と聞いているとやっぱり矛盾点も生じてきていて。
Q.矛盾というと?
旦那さん こっち住宅メーカーではこれがいいよって言っていたのが、違う方の住宅メーカーにはその機能が無くて、こういうのがあるみたいですよって言う。
Q.あっちのメーカーのはどうですか?と聞くと、それはあんまりと言うような感じですか?
旦那さん そうですね。住宅メーカー、営業の人によって見方が違うのかなと言うのがありましたね。そういうので、だんだん分からなくなってきました。
Q.営業さんとかもすぐ来たりしていたんですか?
旦那さん 会社によってカラーがあるというか。強いところは、新築建っているのに、私に営業に来るところもありますし、すごいなっていうのもあります笑。
でも全くそういうのはやりませんって感じのをアピールして、行った時だけこういうのを参考にしてくださいってして下さる方もいます。
結構色々で。やっぱりあまり強く来られると引いちゃう方なので。そこはいいかって、別なところで探していました。
Q.印象が良かった所ってどこですか?ハウスメーカーさん。
奥さん うちだけじゃなくて、ちゃんと他のところも見てくださいねって言ってくださったので、そこは結構印象が良かったです。
旦那さん そういう営業さんは信頼できるというか。良い所と悪い所をちゃんと話して、比較した方が良いよって提案してくれるのはありがたいですよね。
Q.逆にイメージが悪かった所は?ここだけの話。
旦那さん イメージ悪いというか、ちょっと強いんですよね。たまたまそういう方だったのかは分からないですけれど。
奥さん 色々なお知らせのやつが未だに来るし。
旦那さん 住宅展示場の受付かなんかで最初書くと、全部にバーッと行くようになっているんですね。
奥さん それで一旦連絡が来たので。
旦那さん 未だに続いているというのと、電話も結構多かったので。定期的に電話が来て。今度うちでこういうのやるんでどうぞ、みたいなのが。結構頻繁だったかなという印象がありますね。
Q.嫌な思いしましたか?
すごい考えていると疲れちゃうじゃないですか、そうなった時にここでいいかなってなっちゃうと、流されちゃうのかなって思っちゃったりもして。
そういう意味では、嫌な思いというより、もっと、そのとき、中立的で、いろんな所の見れたらいいなあと思いましたね。
Q.住宅展示場に行った後、いくつか不安になったことは何ですか?
旦那さん やっぱりお金の面はすごい気になるじゃないですか。その上で、展示場では、ZEAHとか色んな提案をされるたんです。高気密高断熱とか。
今考えると何も分からないので、そういう言葉に惑わされやすい状況でした。
Q.惑わされやすいって、どういう状況ですか?
旦那さん そういうものがいいものだっていう見方になっちゃううんですね、展示場で話を聞くとなおさら。
今、考えると、もうちょっと色んな見方をすれば、もう少し自分が欲しいものを選べるのかなって思います。
Q.心境がかわってきたんですね?
だんだん、なんかそういうことばかり言ってくる住宅メーカーは、ちょっとどうなのかなって思ってきたんです。
自分が求めるものと、こっちがいいって思っているものとは絶対に一致するものではないんじゃないかと思ってきたんです。
Q.さっき話が出た、ゼッチとか高気密高断熱とかは展示場行く前は知っていたんですか?
旦那さん ゼッチは分からなかったです。展示場で教えていただいて。国が勧めているものなんですよね。だから実際そこに乗っかるというか、そういう考え方も必要なんだなという思いはありました。実際、それと自分たちの生活は別な部分でした。。方向性が同じだったら、乗っかって自然に貢献できるならいいかなと思います。
Q.どういう風に言ってくるんですか?安くなるイメージで言ってくるんですか?
旦那さん そうですね、やっぱり。そこがメリットだからやるべきみたいな感じです。今考えると半強制的な感じでもあるのかなという笑。
Q.というと?
旦那さん 言い方かも知れませんけれど、そういうイメージもありましたね。それを聞いて次の展示場行くと、ここはゼッチないんですかみたいな、信者じゃないけれどゼッチがあるかないかで見ちゃったりとか。そういう視点になっちゃうのが怖いところだと思います。
Q.展示場に行くと形だけを見るような感じで、お金の話などはゼッチとか補助金の話ぐらいしか出ない感じでしたか?
奥さん ローンの話はそこまでなかったかな。展示場に行くと良いところばかり詰め込まれているので、住む実感がないというか。綺麗すぎて、豪華な家だなっていう。外見と。行ったところの外見で洋風な外見が嫌だったので。完全な和風ではなくても、日本っぽい感じに作ってくれる所の方がいいなっていうのと。
Q.他にもありますか?
奥さん あとは家の中。いい所ばかり詰めすぎちゃって、全然住む実感が無いような家だとどうなのかなって。実際住みやすい家に作ってくれるのは作ってくれるんでしょうけれども。やっぱり展示場を見ると実感が湧かないから、実感が湧くような家を選んでいました。選んでいたというか、ここがいいなって印象に繋がったりしていました。
Q.展示場は実感が湧かなかったですか?
奥さん あんまり湧かなかったですね。本当にここに住むなのかって言うような所ばかりで。
Q.不安になっていきますよね?
奥さん 家についての言葉も分からないし、どういう風に進んでいくのかも分からない。とにかく1から全部分からなかったので。
旦那さん 金銭的なところも全然イメージが湧かなくて。どのくらいが相場なのかも分からないし。安く済むならすませたい気持ちはあったんで。どこまでその思いと自分の求める家が釣り合うのかなというのも全然分かりませんでした。
Q.そんなとき住宅にメーカーさんから何か聞かれたことはありますか?個人的な職業とか年収とか。
奥さん アンケートみたいな感じで年収を書いたりしました。
旦那さん アンケートありましたね、受付のところに。情報が多分行くんだろうなとは思っていましたが。
Q.というと?
旦那さん やっぱりお金の部分はシビアになっちゃいますよね。どこまで出すべきかとか。あとは、別に職業とかは教えてもいいんですけれども。
奥さん お金の面は教えなくちゃいけないんだろうけれど、やっぱり自分の年収だったり、今の貯金額がどれくらいだったりとかは教えるのには抵抗がある。だけれどローンのシュミレーションしてもらうには出さなくちゃいけないし。そこはしょうがないなって思いながら書いた部分はあります。
旦那さん 最初に出すときに、この情報が分かればこういう形で分かりますっていう例があると、この情報が出そうとか話し合ってワンクッション置いて出せないかなとは思います。ただその場でこれ書いてくださいって言われて、これいいかなっていうのはありましたね。
Q.住宅展示場にいって、どんどん不安になってしまったんですね、、、
旦那さん そうですね。特に、お金の部分はシビアになっちゃいますよね。ご相談ってなかなか出来ないです。また、誰に相談すれば良いのか分からないですよね。その点ではすごい助かりました。住宅展示場だけで決めた人と自分たちとの違いとしてはここがあるのかなと思いますね。友達のを聞いていても業者と1対1。それが普通なのかも知れないですけどね。
Q.普通といっても、不安になっちゃいますよね?
旦那さん ある程度自分の情報を出さないといけないじゃないですか。ローン関係だとどのくらい年収があってとかそこに抵抗は少なからずはありますね。でも出さないとローンシュミレーションとか分からない部分だし。信用して、どこまで出すべきなのかなって。そこですよね…