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キッチン・ダイニングは間取りの工夫で家族のいこいの場に!

 2018/09/26 住まい
この記事は約 6 分で読めます。 2,931 Views

「めんどうだなぁ」と思ってしまう家事が集中するスペース「キッチン」「洗濯室」「収納(掃除)」。
でもちょっと待って!この厄介な家事が楽しく出来るスペースになれば、毎日とても幸せな気持ちになれますよね。
きっと家の中で女性の笑顔が増えると家族の笑顔も増えるのではないでしょうか。
せっかくの新居です、この家事スペースを徹底的に改善した、暮らしやすい間取りを考えてみましょう!

広すぎても狭すぎても使いづらい「キッチン」

まずはキッチン。
毎日家族の料理を作るスペースとして、1日のうち長い時間をキッチンで過ごす女性もきっと多いはず。
キッチンはレイアウトによって、使い勝手や効率に大きな差が出てしまうスペースです。
バリエーションも豊富なので、どんな新しい生活を送りたいか、イメージして選びたいものです。
調理台のレイアウトによる特徴を少しまとめてみました。

・I型キッチン
もっともシンプルなレイアウトで、シンクとコンロ、調理スペースが一直線に並んだ配置。
メリットは、最もスタンダードなレイアウトの為、選べるシステムキッチンも多いです。
デメリットは、2人並んで調理すると動きづらくなったり、幅が長いと行ったり来たり動き回ることになります。
冷蔵庫の配置に工夫が必要になります。
キッチンとダイニングがつながっている場合、来客者からキッチンが丸見えになってしまうことも考えられます。

・L型キッチン
シンクと調理台、コンロをL字型に並べた配置。
メリットは動線が短くて済むので非常に便利ですが、コーナー部分を上手く使わないと無駄に空いたスペースになってしまいます。
また意外とL型キッチンは設置するスペースが広く必要になるため、リビングが狭く感じないか、注意が必要です。

・アイランド型
コンロや調理台など、調理スペースの一部分を島(アイランド)のように壁から離してキッチンの中央に置く配置。
メリットは、何と言っても開放感があり、オシャレです。
作ったものを仮置きするスペースが確保できるので使いやすく、子供のお手伝いやお料理教室など複数で調理がしやすいです。
反面、コンロがアイランド部分にくると、ダイニングにもニオイが充満しやすくなるため、大型のレンジフードの設置が必要になります。
I型と同様、来客時にキッチンが丸見えになってしまうことが考えられます。
また、キッチンの上は常にきれいに片づけておかないと、オシャレなアイランド型なのに、魅力は半減してしまいますし、生活感丸出しのだらしないキッチンになってしまいます。

最近では「オープンキッチン」と言われるリビングダイニングとキッチンが一体となった間取りが人気です。
昔ながらの「台所」のような、キッチンだけ独立したスペースに対して、「家族の顔が見えるキッチン」と言うことで、人気が高いようです。

しかし、I型、L型、アイランド型のキッチンの特徴やスペースを考えながら配置しても、自分の動きやすさに合ったものでなければ、結局は掃除の手間が増えてしまい、返って家事を増やすことになりかねません。
「子供と一緒に料理を…」と思い描いていたのに、いざ住んでみると、キッチンが広すぎて動き回らないと料理が出来ないなんて声も聞かれます。

逆にせっかくオープンキッチンにしたのに、狭くて誰も家事を手伝ってもらえなくて私だけひとりぼっち…、なんてこともあります。
それぞれのメリットとデメリットをよく踏まえて、失敗のないキッチン選びをしましょう。

本当に考える必要がある「子育てがしやすい間取り」

「子育てがしやすい間取り」と聞かれると、皆さんは家の中のどのスペースを連想されますか?
多くはリビングダイニングで、家族みんながくつろぐ姿や、子どものおもちゃを広げられる「子供専用スペース」など小さなお子さまのイメージではないでしょうか。

残念ながら実際には、そのような小さなお子さまと過ごすことが出来るのもわずか数年の間だけです。
すぐに大きくなっていくお子さま、大きくなるにつれて洗濯物の量もどんどん増えていきます。

実は、家事のひとつ『洗濯』には「服の汚れを落とす」という一番大事な働きこそ洗濯機が担ってくれますが、それ以外はほとんど人の手によって作業をしなければいけません。
洗って、干して、たたむ。洗濯の一連の作業が、家の間取りがまずいために、家じゅうを走り回らなければならない、なんていうことも起こってしまいます。

洗濯機は浴室や脱衣場付近に置かれている間取りは多いですが、そこから洗い終わった洗濯物を干すバルコニーまでスムーズに動けますか?
リビングを縦断しなければ洗濯物が干せない、なんてことはありませんか?

また意外によく聞くのが、「バルコニーの幅が狭い上に、エアコンの室外機を置いてあるので、とても干しづらい! 」と言う声。
まだまだマンパワーに頼っている家事『洗濯』が、あまりにもとりあえずここ、と安易に間取りを決めてはいないでしょうか。

例えば洗濯動線を考えて、洗濯機を置く洗面室を2階バルコニーそばに設置るだけで、洗う、干すという動きが随分楽になります。
洗濯は料理ほどではないにしても、やはり毎日家族のためにしなければならない大切な家事です。

「子育てしやすい間取り」と言いましたが、子どもが成長しても変わらない家事、『洗濯』。
とりあえず配置するだけでなく、しっかり動線を考える必要があります。

人気の間取りはやっぱり豊富な収納スペース?

そして家事の最後はお片付け、掃除、収納です。
賃貸住宅の住まいと持家とで圧倒的に違うのは収納スペースと言えるかもしれません。

しかし、注文住宅での失敗事例で多いのも収納スペースの問題です。
充分な収納スペースを確保しようとしていたにも関わらず、つくりや配置が生活に合わなかったために、使いづらい収納になってしまう残念な事例は多数あります。

例えば、憧れのウォークスルークロゼットを作り、その奥に夫の書斎を作ったご夫婦。
収納スペースのはずの場所が一部通路になってしまうために、思ったほど収納できなくなってしまいました。
また、奥行を取り過ぎて奥にしまったものが、取り出しづらくて、結局出しっぱなしになってしまったという声があります。
他にも、階段下に収納スペースを作ったのはいいが、照明など何もつけなかったため、暗くて奥のモノを探すのが大変で使いづらい収納になってしまった事例もあります。

どんなに収納スペースが多くても、「使えない収納」になってしまうと、もはやそれはデッドスペースになってしまいます。

そして、逆に欲しいところにはない収納スペース。
キッチン周りに「分別ゴミを一時ストックするスペース」が欲しいと言う声や、食品庫が欲しいという声もよく聞きます。

中には、収納スペースはあればあるほど、モノが増えてしまう人も中にはいるかもしれません。
それでも、収納スペースを考える上では「どこに何を収納するか」だけでなく、収納の使いやすさも充分に考慮してプランを考える必要があります。

生活の中では、多くの女性が切っても切れない役割、家事。
もちろん家族の協力も大切ですが、いかに家事が楽に出来るかによって暮らしやすさは大きく変わりますよね。
ステキな快適生活のためにも、家族でしっかり話し合って暮らしやすい間取りを作っていきましょう。

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